【保育園紹介】尚花愛児園

2020年05月29日の記事です。

尚花愛児園は、社会福祉法人仁成会が経営する認可保育園です。東急東横線綱島駅から徒歩5分の立地で、園児数が170名と大規模な保育園です。0歳児～5歳児までの児童を平日7:00～19:00、土曜7:00～16:00で受け入れています。1,358㎡もの広い敷地に、3階建てで建物面積1,863㎡の園舎があります。

尚花愛児園のシンボルマークは、かわいらしい象さんです。「象さんのように、どっしりと落ち着いて、心が優しく、思いやりがあり、たくましい子になって欲しい」という想いが込められているそうです。また、尚花愛児園は、「明るくバイタリティーのある、思いやりに満ちた豊かな心を持った子どもを育てる」という保育方針を掲げているそうです。

尚花愛児園は、もとは60年以上前に、園長が自宅を解放して戦後の荒廃した社会の中で開始したことから始まった、歴史のある保育園です。お寺の鐘の音や夏まつりの神輿、さらには町のあちこちに残る古い年代の刻まれた石造物など、歴史的な素晴らしい土地柄の中で、地域とその伝統を大切にした保育を園の方針に組み入れているそうです。

　
尚花愛児園では、毎月楽しい行事を企画しており、職員も園児たちと一緒になって日々楽しんでいるそうです。
特に、綱島地域に特化した伝承行事は、園の方針とも重なり、とても大切に考えていて、行事を楽しむことはもちろん、その意味を知り、地域の人たちとのコミュニケーションを深めることも目的にしているそうです。

　
さまざまな年代の人たちとコミュニケーションを取ることのできる場を作るため、園内での異なった年齢の園児たちと交流する機会や、地域の小学校児童、中・高生との交流する機会を定期的に作っているそうです。特に年長の園児で編成する鼓笛隊は、綱島商店街主催の「綱島サマーフェスティバル」で、多くの観客に見守られながら地元の小・中学生と一緒に演奏するなど、下級生にとっては、あこがれの存在だそうです。

また、英語あそび、習字、礼儀作法、知育あそびなどは、専門の講師や保育士を集めて実施しているそうです。中でも、『礼儀作法』の時間は、床の間のある和室でいつもとは環境を変えて本格的に教わります。ベテラン保育士に習う『知育あそび』と合わせ、普段と違う場所での学びを、園児たちはとても楽しみにしているそうです。

さらに、園の主催で綱島公園広場に動物を呼ぶ「移動動物園」では、地域の子どもたちも参加して一緒に楽しむことができるようにしていることもあり、尚花愛児園は地元でも知られた存在なのだそうです。

　
他にも、綱島桃まつりや梅干し・たくあん・味噌作り、さらには園内に巣を作っているつばめの観察など、四季折々の行事もあり、園児たちも季節を感じつつ、楽しみながら成長していくそうです。

取材して思ったことは、地元の大切さ、歴史の大切さを、子どもながらに意識せず自然に教わることができる保育園だと感じました。園内に、地域の歴史の成り立ちが書かれたパネルが飾られていること、地域の行事に積極的に参加していることなど、園児たちが、自分が育った地域・ふるさとが大好きになるような取り組みが効果的に取り入れられているように感じました。また、梅干し作りやたくわん作りなど、家庭であまり体験することのできないようなことを経験できるので、園児たちにとって、将来思い出に残る多くの貴重な体験ができる園だと思いました。

園長先生より、保育園をお探しの父母の皆さまへメッセージをいただきました。
「保育所も多様化の時代です。立地条件や保育時間はもちろんのこと、お子さんにどのような姿を望んでいるか、またお子さんの可能性や力が充分に発揮できる環境であるか、をイメージして保育所選びをしていただくと、保育所見学などでも各保育園の違いや個性が見出せていけるのではないでしょうか」